【猫の麻酔】概要や注意点、家での過ごし方について
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ねこちゃんがよだれを垂らしているのを見て、驚いたことがある方もいるのではないでしょうか。私たちと同じようにねこちゃんもよだれを垂らすことがあります。ねこちゃんがよだれを垂らしているときは、健康的に問題がない場合と、病気などの異常が潜んでいる場合があります。そんなねこちゃんのよだれについて、こちらの記事で解説していきます。
ねこちゃんも私たち人間と同じようによだれを垂らすことがあります。リラックスしている時や、撫でられて嬉しい時などに気持ちが良くなってきてよだれが垂れることがあります。とっても可愛いですよね。この場合は特に医療的には気にしなくても良いです。ただし、よだれを垂らすようになった背景に病気やストレスが潜んでいることも実はあるのです。様々なケースをまとめましたので、早速見ていきましょう!
今までそんなことはなかったのに、あるいはリラックスしている様子でもないのに、急にねこちゃんが断続的によだれを垂らすようになったら病気や健康上の問題を抱えている可能性があります。
特に高齢のねこちゃんが突然という場合は本当に心配になりますよね。こういった場合は何か重大な原因があることが多いので、すぐに獣医師に相談してください。
よだれを垂らす原因としては、口腔内の歯肉炎や歯周炎等の病気、胃腸や腎臓などの内臓の問題や神経疾患、危険物の誤飲、熱中症やストレスまで幅広く見られることがあります。
病院に向かう際の車の中でも、暑かったり急激なストレスで起こることがありますが、こういった時はケージの上に通気性が良い毛布をかけたり、急な動きの運転を避けるなどしてねこちゃんが出来るだけパニックにならないようにしてあげてくださいね。
次の節でねこちゃんの「よだれが止まらない、よだれが多い場合」でも説明をしていますが、「よだれ」というシンプルな症状の背景には大きな問題が隠れている場合もあります。慎重に様子を見てあげて、問題点を探っていきましょう。
様子を見る中でも、不安が拭いきれない場合もあるかと思います。そのような時には、歯科や口腔にくわしい獣医師に相談しましょう。
東京の二子玉川にあるKINS WITH動物病院には歯科に強い獣医師が在籍しており、5000件以上の診療・300件以上のオペ経験を積んだ院長が治療をおこないます。
愛猫がよだれを垂らしていて、様子がいつもと違う場合はぜひお気軽にご相談ください。
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ねこちゃんがだらだらと断続的によだれを垂らしている場合は、大きな問題があることが多いです。さまざまなケースが考えられますが、以下に例としてまとめました。
・重度の歯肉炎や歯周炎、感染症による口腔内の炎症が起きている
・腫瘍が口内に出来て物理的によだれが止まらなくなっている
・あごの骨折や異物を口にしてしまったことで、口内に傷が出来てよだれが止まらなくなっている
・胃の不調により吐き気を催している
・腎臓病や肝臓の病気
・神経疾患を抱えている
・鎮痛薬等の副作用
・毒物や危険物を摂取してしまった
(身近なところでいうと、家に置いてあった植物、例えばキクやユリなどを齧ってしまった、家庭用の洗剤を舐めてしまった等があるとよだれを含む多くの症状が出ます。)
ねこちゃんは痛みを隠す習性があるので、よだれが止まらないのを見たら痛みを感じているサインかもしれません。
いずれにしても、ねこちゃんのよだれが止まらない時は異常事態であることが多いため、すぐに病院で獣医師に診てもらうようにしましょう。
ねこちゃんが吐き気を感じているとよだれを垂らすことがあり、吐き気とよだれは大きく関係しています。吐き気の原因には腎臓病であったり、胃腸の調子が悪いことがあります。毛玉を吐いている、お腹が空きすぎて吐いてしまったということは割とねこちゃんにはよくあることですが、それ以外の理由で嘔吐している様子があったら、獣医師に診てもらいましょう。
お腹が空きすぎて吐いてしまっている場合は、食事の回数を小分けにして食事の時間の間隔が開きすぎないようにするなどをして、対策をしてあげてくださいね。
初期の歯肉炎(歯茎の炎症や腫れなど)や、後期の歯周炎(歯を固定する靭帯組織や顎骨が破壊された状態など)になってしまっている場合、よだれを垂らすことがあります。この状態は口臭を伴うため、よだれも臭いと感じることがあるかもしれません。
かなりの痛みも伴い、食欲がなくなり、元気がなくなってしまったり引きこもってしまうこともあります。ねこちゃんのよだれが臭い、口臭があると感じる場合は主に口腔内の疾患が関係していることが多いです。
稀に歯周病などの他にも口腔内にがんが出来、そこから臭いが発生していることもあります。よだれが出ていることに気付き、こういった問題がありそうな場合、すぐに獣医師と相談して治療を始めましょう。
リラックスしている時のものは副交感神経が優位で出るものであり、透明でサラサラしています。よだれを垂らす時の様子として食欲がなかったり、元気がなかったりする場合は気にしてみてあげる必要があります。
口の痛みや気持ちが悪いときにも透明なよだれは見られます。
また、よだれにも色々と種類があり、交感神経優位の時はネバネバしていることも。唾液が赤かったり、茶色みがかっている場合は、口の中で出血した可能性があります。動物病院に相談してみてください
ねこちゃんは幸福感を感じている時にもよだれを垂らすことがあります。柔らかい毛布や私たちの膝の上でふみふみしている時に見られることがあります。
ふみふみは赤ちゃんだった頃に母親の母乳がよく飲めるように乳首周りを刺激し、母乳の流れを良くする仕草の名残です。大人になっても、リラックスして安全な環境で子猫の頃の気持ちに戻ってこの仕草をするねこちゃんが多くいます。母乳が美味しかった、そんな幸せな記憶と結びついてよだれを垂らすことがあると考えられています。
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