食欲があるのに犬が下痢をするとき
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こんにちは。
今回は多くのご家族がお悩みの、わんちゃんの歯石取りのお話、第2弾。
以前、わんちゃんの歯石取りは基本おうちではできないことお伝えしましたが、
そもそも当院では「歯を残す治療」を行うため、診察・処置後のセルフケアは必須と考えています。
だからこそ、受診いただいた際は歯磨き指導をさせていただきますし、
ケアグッズもご提供して、一緒にケアをできるようにステップアップをしていくというイメージで診察を行なっております。
本来獣医さんが麻酔下で行う歯石取り。
市販されているスケーラー(ガリガリと削る先端の鋭利な器具)や鉗子(大きめの歯石を挟んで砕くような使い方で紹介されていることがある)は、知識も設備もないままに使用するのは大変危険です。
スケーラーを当てる力加減も専門の指導を受けていない難しく、
なにより元々麻酔状態で歯石を取ることは、わんちゃんにとって痛みが大きく、ストレスになることや、ケア自体を嫌いになってしまう原因に。
鉗子を使うと歯石を取る際に、歯が欠けたり、折れてしまうことがあります。
さらには、わんちゃんが嫌がって動いた時に、目に刺さってしまったり、口腔内の別の箇所やお顔周りの皮膚を傷つけたりする危険性が常にあります。
当院としては、基本的には歯石取りをおうちでチャレンジすることは避けていただき、
歯磨きをしっかり行なっていただくことを推奨したく思います。
おうちでのケアについてはこちらの記事をぜひご一読ください。
【犬の歯】ヒトとの違いを知ってしっかりケア(メディア内記事リンク)
やっぱりまずは歯磨き。
わんちゃんには座ってもらうか、寝てもらい、リラックスした状態で歯磨きに取り組めるようにしましょう。
また、歯石のできやすい箇所を優先的に歯磨きするなど、毎日の積み重ねで少しずつケアをする意識が大切です。
安全を確保した上でわんちゃんの様子を見ながら、ご家族の手で無理に嫌がることをするのは避けましょう。
歯石に関しては、定期的に動物病院で病院で取るようにしていただければと思います。すでに歯石がたまってきている場合は、獣医師さんに相談してみてください。
歯周病や歯石、口内炎などの口腔内トラブルへの治療・ 予防、歯周外科、歯周組織の再生療法といった、幅広い歯科治療が可能です。
歯科レントゲンや都内でも導入件数が少ない高性能顕微鏡(マイクロスコープ)を導入し、 肉眼では見えにくい、小さな小さなトラブルも見逃しません。
マイクロスコープは人間の歯科クリニックでも導入されているクリニックは10%ほどと言われる最先端の 機器になります。
年間300件以上の処置を行う熟練の獣医師が最先端の機器を用いて、施術を行います。
お口のトラブルの際はお気軽にご連絡ください。